監督:マイケル・J・バセット　　主演:アデレイド・クレメンス

<レビュー>
ホラーゲーム「サイレントヒル」の実写映画第2弾。
本作はゲームの「3」がベースになっています。

前作も一応見ましたが相当前なので全く覚えていません（汗）
ゲームの方もプレイしたことはあるのですが、こちらも相当前で当時もあまり内容を理解出来ていなかったです（汗）
モンスターとキャラクター名がかろうじて分かる程度です。
プレイした当時は雰囲気やシチュエーションを楽しんでいましたね。

18歳のヘザー＝シャロン（アレッサ）は同じく転校生でクラスメイトのヴィンセントとカルト教団ヴァルティエールに誘拐された父親を探しにサイレントヒルといういつも悪夢で見る町に向かうという話です。

一応前作を見ていなくても大丈夫ではあるのですが、やはりイマイチついていけない（分かりづらい）部分があるので1作目もしくは原作ゲームをプレイした方が楽しめると思います。
内容自体はカルト教団などが絡んでいてミステリーやオカルト要素が強いはずなのですが、展開は早く淡々と進みますし、怪しい登場人物はすぐにネタバレ自己紹介をするので疑心を持つもすぐに解決して緊張感や謎要素はありません。
登場人物のセリフも妙に説明口調な印象でした。
ホラー演出も、映像こそ前作同様に原作ゲームの黄色や赤茶っぽいカラーを再現していてダークかつ綺麗で怖そうなのですが不気味さや気持ち悪さはあまりなく、音で驚かす演出ばかりなので怖さもありませんでした。
なのでホラーというよりダークファンタジーに近い感覚です。
良くも悪くもホラーが苦手な人でも見やすいと思います。
雰囲気や内容自体はそこまで悪くないと思いますし最後まで退屈しないで見られましたが、きわめて普通という印象です。
ただ、クライマックスの三角頭さんとラスボスのバトルは...
そもそも原作の「3」には出ていなかったですしね。

そこまで原作ファンでないから（内容も忘れていた）ので私的に映画として楽しめましたが、原作ファンの方はわざわざ見る必要がない気がします。寧ろファンの方はこの出来で納得するのか...。
余談ですが、主人公ヘザーが原作にそっくり! 可愛い! と結構評判いいみたいなのですが、たしかに所々少し似ているとは思うのですがどうしても老けた印象でとても18歳には...それに可愛いとも...

評価:★★☆